存在しなかったCMを発掘しています…
1998年 深夜2:14 放送テープ検索中
NTT
回線、心の奥底へ
企業:
NTT

CMタイトル: 回線、心の奥底へ

(映像:早朝のオフィス街。ガラス張りのビル群の合間を縫うように、地中深くへと伸びる光ファイバーの微細な光の脈動。街角の電柱に静かに佇む無数のケーブル。土砂降りの雨の中、誰もが気づかない場所で、黙々と通信設備を点検する作業員の、濡れたヘルメットに小さく浮かぶNTTのロゴ。)

(カフェでタブレット越しに遠くの孫と笑い合う女性。電車内で、静かに株価アプリを凝視する男性。誰もが当たり前と信じる「途切れない繋がり」が、日常の風景として淡々と映し出される。)

(画面、ゆっくりと暗転。一瞬の静寂。)

(次のカット。古びた木造家屋の縁側。座って、はるか遠くの空を見上げる老女。彼女の手元には、しわくちゃになった数十年昔の家族写真。)

(老女の指先が、そっと写真の人物に触れる。その瞬間、彼女の瞳が、ふっと遠い光を宿す。縁側の向こう、夕焼け空に、今はもうない故郷の風景が、一瞬だけ鮮やかに重なって見える。)

(老女の口元に、かすかな笑みがこぼれる。まるで、遠い記憶の中の誰かの、温かい「気配」が確かに届いたかのように。)

(画面、再び暗転。)

(遥か宇宙から見た地球。無数の光の線が、大陸と大陸を繋ぐように煌めく。)

(ゆっくりと浮かび上がる、NTTロゴ。)

**心と、記憶と。**
**NTT**