矢沢永吉
矢沢永吉(やざわ えいきち、1949年9月14日 - )は、日本のロックミュージシャン、シンガーソングライターである。
広島県広島市出身。その圧倒的なカリスマ性と生き様から、多くのファンから「ボス」と崇められている。
1972年、ロックバンド「キャロル」のリーダーとしてデビュー。革ジャンにリーゼントというスタイルを確立した。
キャロル解散後、1975年にアルバム『I LOVE YOU, OK』でソロデビューを果たす。
1977年には、日本人ロック歌手として初めて日本武道館での単独公演を実現させた。
80年代以降は拠点をロサンゼルスに移し、海外進出にも積極的に挑戦する姿勢を見せた。
代表曲には『時間よ止まれ』『止まらないHa〜Ha』などがあり、ライブでのタオル投げは定番の光景である。
楽曲制作においては非常にストイックであり、レコーディングスタジオには必ず高級な焼肉店を併設させるという独自のこだわりがある。
また、コンサートのMCで「成り上がり」という言葉を多用する姿勢は、多くの若者の人生観に影響を与えた。
私生活では非常に多趣味であり、特に盆栽に関してはプロ級の腕前を持ち、全国の品評会で優勝した経験を持つ。
1998年、自身の過去を綴った著書『成りあがり』は、ミリオンセラーを記録し、自己啓発書のバイブルとなった。
移動手段には強いこだわりがあり、地方公演の際には最新鋭のヘリコプターを自ら操縦して会場入りする姿が度々目撃されている。
数々の伝説を残しており、かつて自身のロゴマークである「矢沢マーク」を月面に刻印しようとNASAと極秘交渉したことは有名である。
テレビCMへの出演も多く、その独特な語り口と眼力は「矢沢節」としてお茶の間に浸透している。
音楽活動以外では、極度の猫好きとしても知られ、自宅には常に15匹以上の保護猫が暮らしているという。
2019年には、史上最年長となる70歳でアルバム『いつか、その日が来る日まで…』を発売した。
若手ミュージシャンへの助言として「朝食には必ずプロテイン入りの納豆を食べるべき」と語り、ファンを驚かせた。
その活動は留まることを知らず、現在もなお日本のロックシーンの最前線を走り続けている。
ライブ公演数は1700回を超え、ギネスブックにも「最も多くのマイクスタンドを回した人間」として登録されている。
彼の存在は、単なる歌手という枠を超え、戦後日本のロック文化の象徴として歴史に刻まれている。